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自然科学、技術、人間、世界観の研究.

2013.04.16 火星探査車キュオリオシティによる測定の結果   Facebook .
火星探査車 キュオリオシティの火星に着陸して8ヶ月間の観測・測定で分かったこと。1. 膝レベルの深さの水流の痕跡を残す川床を発見した。一時的に数千年間、河川が存在した可能性がある。2. 微生物が生きていられるか、将来的に人間が住めるかを評価するための放射線の測定を行った。放射線のレベルはISS(国際宇宙ステーション)が受けているものと大差がないらしい。ただし、太陽フレアの爆発が火星に面する位置で起これば危険(多分、火星磁気と大気の密度が太陽風を遮蔽する効果を考えて)。3. 火星面に露出する岩石を約6センチ削り取り成分を分析した。数十億年前の火星の環境が分かる。岩石に硫黄、窒素、水素、酸素、燐、炭素が含まれており、粘土に無機質(ミネラル)を検出し、水環境(多分、中性pHの塩度の濃くない湖)があっただろうと、研究者は推測している。これまでの測定によると、数十億年前の火星には微生物が居た、という可能性が支持できる、と言う。 space.com  2013.4.15 

2013.04.30 眼球型地球探索の紹介
赤色矮星の惑星で常に矮星(太陽)に同じ表面を晒している地球型惑星。太陽に向く表面は熱く反対側は凍って白い。この境界にH2Oが液体で存在する領域があると考えられ、生命存在の可能性を探る場所である。

太陽系外の星(太陽)の惑星探索(最新の研究の報告): 研究の目的は、我々の太陽系の外の星(太陽系)に我々の地球のような惑星があるかどうかを、観測・測定・データ解析によって探索すること。今日、電磁波の測定技術とデータ解析技術が、星(他の太陽)の周りを周回する惑星を検出できるまでに進歩してきた(精密になった)結果、この研究が1995年ごろから始まった。研究の最近の成果の報告は下記のビデオで。宇宙の中に、地球と同じような惑星があり、我々と同じような生命が営まれている惑星がある、という考えは、そのような惑星は無い、という考えより、奇異でない。宇宙の中で我々の太陽系が、特異な存在だ、とは、おかしく聞こえる。コペルニクスの時代まで、宇宙の中心は地球だ、と考えられてきた。ガリレオは、自作望遠鏡による木星の衛星観測他、ケプラーは惑星(火星)の位置データの解析によって、地球は宇宙の中心でなく、コペルニクス説を支持して、太陽が宇宙(当時の)の中心だと言った。今日では、我々は宇宙の中の一つの銀河系の中の一つの太陽系の中の一つの惑星(地球)に生を受けている存在であることまで分かっている。今日の関心は、我々の地球に似た惑星が、宇宙に在るかどうかである。先ずは、我々の銀河系の何千億ある星(恒星系)の惑星の存在を探索する研究が始まった。ここ数年以来、研究が活発に行われている。ハビタプル・ゾーンの(地球型惑星の水が存在し得る温度領域にある)惑星の候補も見つかっている。2013.05.01

物質と反物質。電子 electron の 反物質は 陽電子 positron。二つは質量を持つ。これらの物質が互いに衝突すると電磁波(エネルギー)となって消え、物質の存在をやめる。陽子 proton の反物質は反陽子 anti-proton。 二つが合うと物質の存在がエネルギー(電磁波)に変わる。陽子と電子が対になった物質は水素原子。反陽子と陽電子が対になった物質は反水素原子。不思議なことにビッグバン以降、我々の居る宇宙は反物質でできていない。反物質(反水素)が重力場でどのように振る舞うのか。普通の物質のように落ちるのか、または逆に重力と反対方向に反発されるのか、まだ人類は知らない。反水素は強い磁気瓶(強い磁力線で囲まれた空間。陽電子と反陽子を閉じ込める)て作るらしい。電源を切って磁力線をOFFにしてから後の反水素の振る舞いを実験・観察・測定する。このアルファ実験による結論はでていない。アルファII実験が計画されており、一年から五年の内に実験結果が出るという。反物質も重力場で物質と同じように振る舞うと考えられていたが、重力に反発する振る舞いをするなら、宇宙論は書き換えられると言う。その可能性はあるらしい。赤方偏移z=1付近から(約100億年昔)、現在まで、宇宙の膨張が減速から加速に転じていることと関係がある? 反物質が重力に反発し、反物質でできた人間がいるとすれば、そのような人間は、重力に反発して地球から離れていく。宇宙旅行は反物質でできた人間には楽になる。2013.05.07

ポップサイエンスニュース 宇宙船ボイェジャー1号は、現在、太陽系の領域(太陽磁気圏、粒子圏)の最外層の縁におり、まもなく星間空間に出ようとしている。1977年に1,2号が続けて地球から打ち上げられ、土星、木星、天王星、海王星を観測し、カイパーベルトを抜け、去年の8月に太陽放射粒子が突然1000分の1となり銀河高速粒子10%増加の領域に入った後、現時点での磁気ペクトル測定により、宇宙船が太陽圏を離れ星間空間に突入したかどうか観測中である。現在、宇宙にある人工物で最も地球から離れた場所にあるのがボィエジャー1号である。太陽圏の縁は人類にとって初めての経験。星間空間の状態の観測は、人類に貴重なデータをもたらす。現在は星の周囲の地球似の惑星を、天文衛星と地上の各電磁波領域をカバーする望遠鏡によって観測が開始され始めた時代に入っている。

ボィエジャーI が現在居る場所は太陽圏の縁。ボイエジャー(I,II)は36年前地球を出発。木星、土星、天王星(II)、海王星(II)の探査を終えデータを地球に送り続けた。木星の月、イオの強力な火山観側した。現在なお電気エネルギーで働くエンジンと姿勢制御のシステムは健在であり、2020年まで探査を続ける。I のプローブによる観測データは、昨年夏から異変を示し、磁力線方向の時間変化の複雑な領域を通過中であること、太陽粒子と星間空間粒子の混在すること、などからIは太陽圏の縁にいると推測している。ミッションとは別のプラズマ研究者のグループは、太陽コロナの大質量放出との関係の可能性を指摘する。磁気観測データから、Iは現在未だ太陽圏内にいるらしい。後7年の観測継続により、太陽圏から完全に離脱した星間空間を漂う、地球所属の人工衛星が在るに違いない。太陽系外の星の惑星の観測的研究も、地上天文台や、天文衛星によって行われ、最新の技術を使ったプロジェクトも日本や世界で立ち上げられている。地球上の人間が、ますます、観測事実から得られた宇宙・世界・自然の視野から、自分たちを判断しなければならない、未知な新しい時代になって来ていると考えさせられる。

NASA planetquest、太陽系以外の太陽<星>の周りを周回する惑星<系外惑星>の探索ニュース。現在NASAでは、ハッブル宇宙望遠鏡(可視光)、チャンドラX線宇宙望遠鏡、スピッァー赤外線宇宙望遠鏡が夫々三つの天文衛星上で稼働し、宇宙の天体現象を異なった電磁波周波数帯で観測。スピッァー赤外線望遠鏡によってなされた、系外惑星の表面温度の観測、という偉業を動画で紹介。A. 60光年の距離にある巨大ガス惑星HD189733b、ホットジュピター(熱い木星型)、星の周りを周回する周期2.2日(地球の1年)、太陽に向いていない表面の温度650°Cから、太陽側表面温度930°Cまでなめらかな温度分布。惑星表面が太陽(星)にロックしている(同じ表面を太陽に向けている)と信じられており、激しい風(風速9600km/h)が吹いている可能性あり。B. 256光年の距離にある土星サイズの、コア部分が地球質量の約80倍と推定される非常に熱い(温度2038°C)系外惑星HD149026b。星の周りの周回周期2.9日(地球の1年)。波長4.5ミクロンの赤外線の高精度測定により、惑星が太陽(星)の後ろに隠れた時に、赤外線輝度が10万分の1下がるデータから明らかになった。星からの赤外線と10万分の1の精度で比較できるほどの熱い惑星。惑星からの光の直接観測に相当する発見。



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